便は栄養が吸収された後の食べ物のかす、というイメージがありますが、実はそれだけではありません。
実は、便は1/3が食べ物のかすで残りの1/3が腸内細菌の死骸、残りの1/3が老廃物と言われています。そのため、新陳代謝が活発だと便の量が多くなり、新陳代謝が衰えていたり、デトックスがうまく行われていないと、便の量が少なくなります。食事制限によるダイエットをすると便の量が減り便秘になりやすくなりますが、これは摂取する食べ物のかさが減っている事に加えて、栄養不足により新陳代謝が鈍くなっていることも一因です。
体内の不要物の排泄は75%が便によって行われます。排便がうまくいかないと、体は他の部分から不要物を体外に出そうとし、例えば毛穴からの排泄を行うと肌荒れやアトピーの原因となります。
食物繊維をしっかり摂取して便量を増やしたり腸内環境を整える、必要な栄養と休息で細胞を入れ替えたり、新陳代謝をしっかり促すなどして、「食べないダイエット」ではなく、しっかり食べて不要なものをどんどん出して「すっきりデトックス」をしましょう。
良い便の基準は諸説ありますが、基本的に
- 匂いがなく
- 色が黄褐色のもの
が理想的と言われます。
強い匂いがある便や、おなら、ガスが多い場合は、腸内環境が悪化している可能性が高いため、食事や生活習慣を見直していきましょう。スムージーを取り入れてデトックス力を上げたり、消化に負担がかからない食スタイルに変えて行くことで、便の質も変わっていきます。
